年間行事 令和6年度

毎年正月に行われる法会{ほうえ}で、前年の悪を正し、その年の目標をたて、心を新たに吉祥を祈ります。
その起源は、天長4年(827)に、東寺・西寺で7日の薬師法悔過を行ったこと、あるいは、768年に聖武天皇が諸地方の国分寺で、悔過法を行わせた事からだと言われます。
吉祥寺では、皆様の今年一年間の御祈願をさせていただきます。


星供{ほしく}とも言い、1年間の吉凶を占うと共に祈願主の年齢による七難を即滅し、七福を即生する転禍為福の祈祷です。
吉祥寺では、一年間の無事息災、大願成就を祈念します。
護摩堂にて※護摩法を修し、皆様からの御祈願が成就するよう御祈祷させていただきます。
御祈願いたしました御札は、施主の方々にお渡し、または御送付致します。
当日は、福引大会も催されます。


炉の中に火を燃やし、供物を焼いて本尊に供養する密教の修法。護摩木(乳木ぬるでの木)を燃やし、その火で煩悩迷いの薪を焼く事を意味する。
不動明王や愛染明王などを本尊とし、その前に儀則にもとずく火炉のある護摩壇を置き、規定の護摩木を投じて本尊を供養し災いを除き(息災)、幸福をもたらし(増益)、悪を屈服させる(降伏)ことを祈願する。

星供養は旧暦の元旦や、立春、冬至などに 行われる仏教の儀式で、天下国家に起こる各種の災害や個人の災いを除くものです。 自分の星を供養する事で除災招福と共に寿命長久の功徳を授かります。
涅槃会 2月15日はお釈迦様が入滅された日です。お釈迦様の遺徳を偲び報恩謝徳の法会を営みます。釈迦の三大法会と言われております。
土砂加持法会 不空羂索経に基づき、光明真言を誦して加持した御聖砂を授与します。土砂は家宅店舗の周りや田畑、墓地など清めたい所や供養したい所に散じます。 成仏を願い棺の中にも散じます。
彼岸会とは、春分、秋分の日前後三日間にわたって行なわれる法会です。 私たちが生きている現世を此岸(しがん、このきし)と呼び、こちら側の岸は迷いと煩悩うずまく世界。悟りの世界彼岸(ひがん、かのきし)に渡る方法は、六波羅密の実践があります。 自らすすんで説法の場へ、お参り致しましょう。 百万遍念珠繰りを彼岸法要で行ないます。諸願成就・先祖・水子・無縁仏供養の為に祈りましょう。 彼岸の一週間は仏道修行の期間です。日常の生活を反省して、仏道精進の機会としましょう。

弘法大師様は承和2年3月21日に高野山 奥の院でご入定されました。 そのお志は永く、大師信仰として心の中に生き続けておられます。 御大師様正御影供会は御大師様への感謝と御大師様のお姿の前でその教えにそって生きることを再確認する法会です。 御大師様の御影像を掲げて供養を致します。
仏教の祖お釈迦様の御誕生を祝う花祭りと子供の成長を願う祈願祭です。 お釈迦様が生れてすぐに四方に七歩歩まれ右手で天を指し左手で地を指して「天上天下唯我独尊」と宣言なされました。色とりどりの美しい花で飾った「花御堂」の中に、かわいい誕生仏をおまつりして甘茶をそそぎます。 花祭りを期に私達は、自分自身が生れてきた意味を考え、仏縁に感謝し、お釈迦様の誕生を心からお祝い致しましょう。 当日は、ご参拝の方々にも、甘茶のお接待を御用意致しております。
自分の水子・幼子霊、先祖の水子・幼子霊を供養致します。 供養なしでは三途の川を渡れない御霊の為に、この法要にご参加下さいませ。 幼き霊に法名をつけてあげたり、姿無き精霊の魂を入れ、水子地蔵尊として開眼する供養もあります。 前掛けの御奉納も受け付けております。<br>また、お地蔵様に手を合わせる事は無縁仏の供養や、自らの罪障消滅にもなります。
春と秋に得度者や一般の方を対象に勉強会を行っております。 法主様をはじめ講師先生をお招きして講習会を開講致します。 ご案内につきましてはHPのトピックスや月刊紙『道の里』を御覧戴くかお問い合わせ下さい。 青葉祭りともいい、宝亀5年6月15日は弘法大師空海上人が御誕生された日です。幼少のお大師様(稚児大師)をお参りします。 偉大な御大師様を心からお慕いし、ご誕生をお祝い致しましょう。
当山明治神宮前にて、火渡り柴燈護摩祈祷が執り行われます。 天上におられる神や仏に、護摩木を燃やしたときの煙にのせて願いを届けます。 柴燈護摩は国家安寧、五穀豊穣、無病息災、福寿円満のために修したもので、形式的には柴を焚いて、眼に見えない魔障の降伏を祈るのですが、内面的には行者自身をはじめ、参拝者の煩悩を消除して滅罪生善の利益を得んがための修法で災いを転じて福となす為の方法であります。 「火渡り」は、仏の衆生救済の誓願によって厳修されるこの柴燈護摩に続いて行われるもので、護摩の浄化を渡って一切の罪障を焼き滅ぼすという功徳を授かる為に行なわれるものです。 諸魔を祓い、祈願成就を願うと同時に火の中を渡る事により火生三昧に入り、不動明王と同じお姿、境地になるのです。 土落としとも云い、夏の土用に火渡りを行ずる事により、一年間の健康や長寿を授かります。

修験宗ともいう。仏教の一派で、もっぱら山岳に起伏苦行して修行し霊験を得るのを目的とする。開祖は、役小角{えんのおずの}。 宇多天皇時代に、聖宝{しょうぼう}が再興して三宝院{さんぽういん}流、すなわち当山派(真言修験)を開き、堀河天皇時代に、増誉{ぞうよ}が聖護院{しょうごいん}流、すなわち本山派(天台修験)を開いた。 大和の金峰山{きんぷせん}、吉野・紀伊の熊野、加賀の白山、出羽の羽黒などが有名。
お盆と言うのは盂蘭盆の略称です。盂蘭盆経の目連説話(目連が餓鬼道に落ちた母を救ったという)が、元になり陰暦7月15日を中心に死者の霊を供養し、先祖の御霊を向かえ死後の苦しみから救済し、冥福を祈る仏事を言います。 自らの命の根源を観じる事により命の大切さや生かされている自分を貴び、御先祖様を中心に命の源へ感謝の念を送り届けます。 施餓鬼会とは施食会ともいい、餓鬼道に落ち飢餓に苦しんで災いを成す鬼衆や亡者の霊に飯食を施す修法です。 阿難が焔口餓鬼に告げられて行ったのが始まりと言われます。中国では清浄な地に水や食物を投げて悪鬼を祓うと言います。 (水陸会) 施餓鬼会では、皆様のご先祖様の精霊、幼子水子と共に、いまだ供養されずに餓鬼界に苦しむ様々な有縁無縁の精霊に供養致します。 ご先祖や亡き人の霊を迎えて、丁寧にもてなし供養する事によって、家門繁栄・子孫長久を祈る回向の行事です。 ◎先祖代々霊位盂蘭盆供養 ◎幼子水子霊位盂蘭盆供養 ◎先祖代々霊位施餓鬼供養 ◎幼子水子霊位施餓鬼供養 ◎塔婆供養

年に一度、御先祖様がお帰りになられます。 ~感謝のお気持ちを持ってお迎え致しましょう。~

 
六道の一つ。 生前に福徳のない者の行く世界で、ここにある者は常に飢えと渇きの苦しみを受け、たまたま食べ物を見てこれを食べようとすれば、たちまち火炎を発して食べる事ができないという。 生前の悪業や貪欲な性質の報いとして、死んでのち餓鬼道に落ち、苦しめられている亡者のことを餓鬼といいます。
秋は秋分の日をはさんだ前後三日間が、お彼岸の期間です。 先祖、先亡の思いに身を置き換えて、その恩徳に報謝するということが、我が身を活かす事になるのです。 仏道修行の1週間です。秋の実りに感謝し、自らの心の稔りの為に仏事に御参加下さい。 百万遍の念珠繰りは現利益にも大いなる功徳がある修行です。 ◎総供養(先祖代々幼子水子供養) ◎百万遍念珠繰り ◎御法蔵五授示
吉祥寺の開山祖師である篠原龍善上人が、万人救済の為に21日間の断食行をした御修行の地をお参り致します。 霊験あらたかな山に入り心身を清め日常のあり方をかえりみて自身を高めると共に、開山上人の御加護を授かる報恩行を積みましょう。 九千部山にある行場に徒歩またはバスにて参拝します。当日は、徒歩の方午前8時・バスの方午前9時・11時に吉祥寺を出ます。 参加のご希望の方は、ご連絡をお願いいたします。
家族の一員として一緒に暮らし、私たちに安らぎをくれた動物たちの霊を供養致します。 又、愛されたペットだけではなく、使役や私たちの食料となった動物たち、或いは人間社会の犠牲となって命を絶った多くの動物たちの為にも心より冥福を祈り、供養致します。
永代経とは、永代読経の略で、信者の方からの祈望により、死者のために毎月の忌日または毎年の正忌日に読経し、寺院の責任において代々伝える法会です。 永代供養とも言い、春秋の彼岸や特別の月を期して行う事もあります。 年末法要は一年間の御礼報謝の法要です。この一年間の神仏の御加護に感謝致しましょう。 1年間の出来事を仏様、御先祖様に報告し、自身のこの一年を振り返り生かされている喜びを合掌の姿で送り届けましょう。 ◎先祖代々若仏幼子水子永代経 ◎三界無縁仏追悼会 ◎一年間無事息災御恩御礼報謝 ◎一年間諸願成就御礼参り
合同供養 当山の永代供養に申し込みをされた方との合同供養法要です。 亡き人のおもかげを忍びまた自分の命の源である御先祖様に手を合わせ大阿弥陀如来様の慈悲の光明を戴きましょう。どなたでも参加供養出来ます。
~一年間の感謝を込めて~
”平和の鐘” 吉祥寺の梵鐘は中に、印度(天竺)お釈迦様の八大霊塔の御聖砂、並びに広島・長崎の原爆地、沖縄のひめゆりの塔の土砂を入れて謹製されたもので、ほかに類のない”平和の鐘”です。 除夜の鐘は、百八煩悩を除く意味を込めて、108回つき鳴らします。除夜の鐘の音を聞くことによってこの一年のうちに作った罪を懺悔し、罪を作る心を懺悔し、煩悩を除き清らかな心になってみんなで新しい年を迎えましょう。 大晦日夜は、開運根菜汁等のお接待がございます。防寒対策を充分になさってご来山下さい。 元旦の零時半よりは、新春開門初護摩祈祷会が執り行われ、ご本堂に於いては、皆様方の新年の祈願、大般若祈願、開運厄除け祈祷等、順次受け付けております。 新しい年を、仁恩之瀧の諸仏諸菩薩、神々様と共にご家族お揃いでお迎え下さい。 新年の扉の開く除夜の鐘は午後11時30分より法要、御法話のあと始まります。皆様お一人お一人合掌祈念して午前1時半までに起こし戴いた方全員鐘を撞く事が出来ます。

~新年の扉を御一緒に開きましょう~

毎月1日御祈願祭 28日護摩祈祷(諸祈願成就の為)